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減って月30件のQCLog!「ナァナァのしごと環境」が他のスタッフの業務時間を奪うことを知ってほしい!!
こんにちは。人事労務担当です。
人事労務の仕事って何をやっているか知ってますか?
経営者の方や幹部の方もあまり詳しくはご存じないのではないでしょうか。
(人事労務担当者業務)
・勤怠管理(出社時間/退勤時間)※給与計算に紐づく
・各種申請窓口
・採用窓口
・メンタルヘルス/ハラスメント窓口
・社会保険労務士事務所とのやり取り
・その他、人に関わる窓口
【ヒト(スタッフ)】に関わる多くのことを行っている部署となります。
また、当社ではQCLog(クォリティコントロールログ)という独自の仕組みを展開しています。
俗にいう、「始末書」制度なのですが、結構細かくフローや段取りが決まっており、一例として勤怠管理においては、定時の18時から18時15分以内に退勤しなければ、このQCLogの対象となり、翌日までに「詳細な経緯報告」と「再発防止策」までを記載して上司に提出後、人事労務へ提出ということになっています。
当社は「残業ゼロ」を掲げておりますが、以前は【勝手に残業】が横行してしまっていました。それらを部署長が管理していましたが、管理不行き届きが多くあったため、勤怠管理の全てを人事労務へ移行されたのです。
「残業が必要な場合は必ず申請が必要(当日の16時まで)」となり、申請がなく1分でも残業を行った人はQCLogの対象となります。
現在では、この制度も浸透してきました。
しかし、月あたり30件程度の提出があります。(これでもかなり減りました)
1日あたり、1.5件の処理と管理を行いますが、1件あたり数分は処理にかかります。
また、査定会の評価対象ともなりますので、毎月集計をして役員への提出もあります。
かなりの時間をとられて意味があるの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実はQCLog制度が始まる前はもっともっと大変だったのです。
勤怠はスタッフのみなさんの給与に関わります。
そのため、時間に合わない全員にヒアリングや説明を行い、何時間もかかっていたのです。
所属長に言っても、「分からない」「本人に確認してほしい」と重要視されていませんでした。いわゆる、【ナァナァのしごと環境】でした。
このQCLog制度は『本人の履歴』が明確に残ります。
そのため、振り返っても【言い訳】ができない仕組みとなっています。
【業務の言い訳】が蔓延している企業さんにはおススメします。
この制度ができて、変わってくれたスタッフも多くいますが、大抵数人の方が【繰り返し提出】されます。本来の私たち人事労務の業務と言えばそうですが、余計な時間がかかってしまい、本来の業務が後回しになるケースもあることを知ってほしいと思いますね。